キースイッチテスター台を製作
キースイッチのアクリルテスター台を購入して、キースイッチテスターを製作しました。 キースイッチは沢山販売されていますが、数値だけでは良し悪しの判断が難しいのが現状です。 そこで、キースイッチテスターを製作して気になるキースイッチを一つづつ購入し、感触がよかったものを後から追加で購入するスタイルにしようと考えました。
キースイッチテスター
キースイッチテスター台は、遊舎工房様でアクリル製の24キー(4行6列)まで搭載可能なものを購入しました。 キースイッチテスター台はバラで梱包されているため、購入後自身で組み立てが必要ですが、組み立て自体は簡単なのでここでは割愛します。
早速、キースイッチを搭載しました。 このために、少しでも気になったキースイッチを一つづつ購入しました。 1段目にリニアスイッチ、2段目にタクタイルスイッチ、3段目にサイレントスイッチ、4段目に背が低いスイッチをそれぞれ配置しています。 空きができてしまったのであと5個追加搭載できそうです。

- Durock Ice King Linear
- Durock Black Lotus Linear 2023 Lubed Version
- Durock Splash Brothers
- Hera Switch / Linear 48g
- Hera Switch / Linear 60g
- Tecsee Honey Peach Metal Pole Switch / Linear
- Durock Ice King Tactile
- Durock Blue Lotus / Large Tactile
- Durock White Lotus / Light Tactile
- Feker Holy Panda - Factory Lubed
- 空き
- Everglide Sakura Pink V2 37g Switches / Linear
- Aliaz Silent スイッチ
- Silent Alpaca スイッチ
- Durock Silent Linear Dolphin
- Yushakobo Fairy Silent Linear Switch
- Durock T1 Shrimp / Silent Tactile / 67g
- Kailh Midnight Silent V2 Switch / Tactile
- Tecsee Medium Switch / Linear
- Tecsee Medium Switch / Tactile
- 空き
- 空き
- 空き
- 空き

感想
それぞれキースイッチの感想を書きたいと思います。 幾つかいいなと思うスイッチもありました。
Durock Ice King Linear / Tactile
このシリーズは、リニアとタクタイルともに打鍵感が素晴らしいと思いました。 打鍵音はコンコンという感じで少々うるさい感じがしますが、両者ともに打ってて気持ちいいキースイッチです。 リニアはスッと押下できる感触がよく、タクタイルはタクタイル感が強い印象ですが非常に滑らかです。
Durock Black Lotus Linear 2023 Lubed Version
『Durock Ice King Linear』よりも押下圧が重く、打鍵感がしんどい感じがしました。 Gateronでいうと、黒軸のような感触でした。
Durock Splash Brothers
『Durock Ice King Linear』よりも押下圧が軽く、スムーズに打鍵できる感じがよいと思いました。 どちらかと言うと、下段の親指(スペースキーやエンターキー)に使用してもよいかなという感じです。 メインで使用するには、軽く打鍵できるので誤打しそうです。
Hera Switch / Linear
このシリーズも打鍵感が素晴らしいと思いました。 押下圧の数値にもよりますが、『Durock Ice King Linear』よりも滑らかで打鍵音はスコスコといった感じです。 打鍵音のうるささは少しマシです。特に40gは打ってて気持ちいいですが、 『Durock Splash Brothers』よりも少し打鍵感が弱い感じがします。
Tecsee Honey Peach Metal Pole Switch / Linear
打鍵感が素晴らしいですが、打鍵音が他と異なる感じでカンカンという感じで甲高い音でうるさいと思いました。 打鍵感より打鍵音だけが気になって打ち込みに集中できなさそうな印象を持ちました。
Everglide Sakura Pink V2 37g Switches / Linear
打鍵感が重い感じがして、べっとりしている印象を持ちました。 打鍵音は静かなのは良いですね。 これであれば、サイレントリニアを選択するのが賢明だと思います。
Durock Blue Lotus / Large Tactile
『Durock Ice King Tactile』より少しタクタイル感が増した感じと思いました。 打鍵感の押下した感じがすごく、打ち込んでいるぞという気分になると思います。 打鍵音はカンカンという感じで少しうるさいです。
Durock White Lotus / Light Tactile
『Durock Ice King Tactile』よりもタクタイル感は弱い感じと思いました。 それでも、タクタイル感は感じられ、打ってて気持ちいいです。 個人的には、『Durock Blue Lotus』よりこちらのほうが好みです。
Feker Holy Panda - Factory Lubed
打鍵感が素晴らしく良く、タクタイルの中で一番打ってて気持ちいいキースイッチと思いました。 打鍵音がうるさいので、外では使用せず自宅で使用するには一番よい選択だと思います。
Durock Silent Linear Dolphin
『Corne Cherry』で過去使用していました。
『Yushakobo Fairy』より少し打鍵感が重いと思います。
さほど変化はありませんが、個人的には『Yushakobo Fairy』のほうに軍配があがるかなと思います。
Yushakobo Fairy Silent Linear Switch
『7sPro』の下段で使用しています。 サイレントリニアの中で一番静音且つ打鍵しやすいキースイッチと思います。 『Durock Dolphin』よりも、押下圧が低く軽くタッチするだけで押下できるところが良いですね。 数時間打鍵しても疲れないところが良いと思います。
Durock T1 Shrimp / Silent Tactile / 67g
『7sPro』のメインで使用しています。 静音且つタクタイル感を感じられる素晴らしいキースイッチと思います。 サイレントタクタイルの中ではこれ一択と思います。
Kailh Midnight Silent V2 Switch / Tactile
『Corne Cherry』のメインで使用しています。 静音且つタクタイル感を感じられる素晴らしいキースイッチと思います。 タクタイル感は『Durock T1 Shrimp』より弱いので、軽量で小さいキーボードで使用するには丁度よいかなと思います。
Tecsee Medium Switch / Linear
『Corne Cherry』の下段で使用しています。 ロープロファイル風のスイッチで、サイレントではありませんが打鍵音はとても静かで打鍵感も素晴らしいです。
Tecsee Medium Switch / Tactile
『7sPro』の下段で使用しています。 ロープロファイル風のスイッチで、サイレントではありませんが打鍵音はとても静かで打鍵感も素晴らしいです。 当たり前ですが、『Linear』よりもタクタイル感があります。ですが、打鍵音はそこまで変わらずとても静かなのが、とても良いと思います。
結論
迷いが増え、よくわからなくなってきました。 基本的には、職場や夜間に自宅で使用するため静音性が優れていることが優先です。 そのため、今までサイレント系のみ購入してきましたが、今回サイレントでないキースイッチを色々試してみました。 やはり打鍵感が良いものは、サイレントでないもののほうが多いと思います。
今後も気になるキースイッチがあれば、一つづつ購入してみたいと思います。 色々メーカーによって傾向が分かるようになると良いですが、 キーキャップとの組み合わせもあると思うので、組み合わせのパターンが大量になりますね。 頑張って良いキースイッチに巡り合いたいですね。